ソマトロピン × 糖尿病用薬 注意(添付文書)
要約
成長ホルモンには、インスリン(血糖を下げるホルモン)の効きを弱める方向の作用があるため、治療中に血糖値が上がることがあります。糖尿病の薬を使っている人は、血糖値やHbA1c(過去1〜2ヵ月の血糖の平均を示す値)を定期的に測り、必要に応じて糖尿病用薬の量を調整します。血糖の薬は自己判断で変えず、処方医の指示に従ってください。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書の規定に基づく。併用試験の数値は添付文書にない)
根拠
ジェノトロピンTC注用5.3mg/ジェノトロピンTC注用12mg(ファイザー株式会社)2023年12月改訂・第3版をPMDA電子添文で原文確認した。§10.2の糖尿病用薬の行(インスリン製剤、ビグアナイド系薬剤、スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進薬、α-グルコシダーゼ阻害剤、チアゾリジン系薬剤、DPP-4阻害剤、GLP-1受容体作動薬、SGLT2阻害剤等)に「本剤投与により血糖値が上昇することがある。定期的に血糖値、HbA1c等を測定し、これらの薬剤の投与量の調整を行うこと」と記載(機序:成長ホルモンがインスリン感受性を低下させるため)。§9の糖尿病患者の項でも、必要に応じて糖尿病用薬の投与量の調整を行う旨が記載されている。
- 最終確認日
- 2026-10-31
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。