インスリン リスプロ × β-遮断剤 注意(添付文書)
要約
β-遮断剤(心臓や血圧の薬)は、インスリン リスプロの血糖を下げる作用を強めることがあるうえ、低血糖(血糖値が下がりすぎた状態で、手の震え・冷や汗・強い空腹感などが出ます)のときに通常出るはずの動悸(心臓がドキドキすること)や手の震えなどの警告症状を分かりにくくします(これを症状が隠れる=マスクされる、といいます)。汗や空腹感など、隠れにくい症状にも注意し、血糖測定で確認する習慣をつけてください。
飲み忘れたとき 注射を忘れた場合は、医師に相談します。2回分を一度に注射することはしません。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書の注意喚起に基づく)
根拠
ヒューマログ注ミリオペン添付文書(日本イーライリリー、2025年3月改訂・第3版、PMDA掲載PDFでヒューマログ自体の原典を確認)§10.2併用注意のβ-遮断剤(プロプラノロール塩酸塩、アテノロール、ピンドロール)の行に、血糖降下作用の増強による低血糖症状への注意と、アドレナリンによる低血糖からの回復反応を抑制し、また低血糖に対する交感神経系の症状(振戦、動悸等)をマスクし、低血糖を遷延させる可能性があることが記載されている。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。