リラグルチド × 経口避妊薬 大きな影響なし(ヒトデータあり)
要約
飲み薬の避妊薬(ピル)と合わせた試験では、避妊成分の体内での総量(AUC)はエチニルエストラジオール(卵胞ホルモン成分)で比1.06、レボノルゲストレル(黄体ホルモン成分)で比1.18と、下がりませんでした。最高濃度(Cmax)は比0.87〜0.88とやや低く、効き始める時間は約1.5時間遅れましたが、総量が保たれているため、避妊の効きが大きく落ちる話ではないと考えられます。チルゼパチドで総量が約2割下がった報告とは結果が違い、成分ごとに結論が分かれます。
保管の注意 凍結を避け、冷蔵庫(2〜8℃)で保管する注射です。使い始めたあとは、キャップを戻して光を避け、室温(1〜30℃)で保管し、30日以内に使い切ります。
ヒトでのエビデンス
あり(薬物動態試験、外国人データ)
根拠
ビクトーザ添付文書(2026年5月改訂・第5版)§16.7。本剤1.8mg反復投与の定常状態で経口避妊薬(エチニルエストラジオール0.03mg/レボノルゲストレル0.15mg)単回投与後の薬物動態を比較(外国人データ): エチニルエストラジオールAUC比1.06[0.99;1.13]・Cmax比0.88[0.79;0.97]・tmax差+1.50時間、レボノルゲストレルAUC比1.18[1.04;1.34]・Cmax比0.87[0.75;1.00]・tmax差+1.50時間。§10.2に経口避妊薬の名指しはない。
- 最終確認日
- 2026-10-31
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。