デュラグルチド × プロテイン(タンパク質サプリメント) 一般的注意
要約
この仲間の薬では、体重が減るときに脂肪だけでなく筋肉のもとになる除脂肪量(脂肪を除いた体重)も一緒に減ることが、チルゼパチドやセマグルチドの試験で示されています。そのため治療中は、タンパク質(筋肉の材料)を食事やプロテインで不足させないことと、筋力トレーニングを続けることが大切と考えられます。ただし、これはデュラグルチド自体の試験で確かめられた話ではなく、同じ仲間の薬からの類推です。腎臓の病気がある人はタンパク質の量に制限がある場合があるので、増やす前に処方医・薬剤師に相談してください。
保管の注意 凍結を避け(凍結したものは使えません)、冷蔵庫(2〜8℃)で光を避けて保管する注射です。室温で保管する場合は、光を避け、30℃を超えない場所で、14日以内に使います。
ヒトでのエビデンス
ヒトでの直接データなし(デュラグルチド自体の体組成試験データはない)
根拠
デュラグルチド添付文書(2026年9月改訂・第12版)にプロテイン/タンパク質に関する記載はない。類推の根拠は同系薬の試験データ(チルゼパチド: SURMOUNT-1 DXAサブ解析、減量分の約25%が除脂肪量、PMID 39996356/セマグルチド: STEP 1 DXAサブ解析、減量分の約38〜40%が除脂肪量)であり、デュラグルチド固有の数値ではないことを明記する。タンパク質1.2〜1.6g/kg/日という目安は4学会共同アドバイザリー(Mozaffarian D, et al. Am J Clin Nutr. 2025)のGLP-1系治療全般への見解で、本剤固有の推奨ではない。
- 最終確認日
- 2026-11-03
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。