アバロパラチド × ジゴキシン(商品名: ジゴシン等) 注意(添付文書)
要約
オスタバロは注射の約4時間後をピークに血液中のカルシウムを一時的に上げます。カルシウムが高い状態では、心臓の薬ジゴキシンなどジギタリス製剤の効きが強まり、不整脈(脈の乱れ)が出るおそれがあるため、添付文書で併用に注意することとされています。併用が禁止されるわけではありませんが、吐き気や食欲低下、脈の異常などジゴキシン中毒を思わせる症状があれば早めに受診してください。テリパラチド(フォルテオ)で調べられた小規模試験ではジゴキシンへの影響はみられませんでしたが、それはオスタバロ自体のデータではないため、オスタバロでは添付文書の注意をそのまま残します。
ヒトでのエビデンス
なし(オスタバロ自体とジギタリス製剤の併用を調べたヒトデータはない。高カルシウム血症に伴いジギタリスの作用が増強されるという添付文書の機序説明に基づく)
根拠
オスタバロ皮下注カートリッジ1.5mg(帝人ファーマ株式会社)2026年7月改訂・第6版をPMDA電子添文で原典確認した。 §10.2併用注意にジギタリス製剤(ジゴキシン等)が名指しされ、「高カルシウム血症に伴い不整脈があらわれることがある。血清カルシウム値が上昇するとジギタリスの作用が増強される」と記載(§8.3、§2.1参照)。テリパラチドのジゴキシン試験(Benson 2003)は同じPTH系でも別成分のデータであり、オスタバロへの読み替えはしていないことを明記する。
- 最終確認日
- 2026-10-31
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認