デノスマブ × カルシウム及びビタミンD 注意(添付文書)
要約
これは「一緒に使うと危ない」という飲み合わせではなく、プラリアの治療を安全に行うために必要な補充です。プラリアは血液中のカルシウムが下がる(低カルシウム血症:手足のしびれやけいれんが出る状態)ことがあるため、添付文書では、血清カルシウムが高くなければ毎日カルシウムとビタミンDを口から補いながら投与することになっています。国内試験では全員にカルシウム少なくとも600mg/日と天然型ビタミンD 400IU/日が補充されました。補充を自己判断でやめると低カルシウム血症のおそれがあり、逆に腎臓に障害がある人や活性型ビタミンDを既に使っている人では量の調整が要ります。指示された製品・量を守り、変更したいときは処方医・薬剤師に相談してください。プラリアは6ヵ月に1回の注射で、一度打つと取り消せないため、補充は注射の後も続けることが実務の結論です。
ヒトでのエビデンス
あり(国内第III相試験で全例にカルシウム・ビタミンDを補充したうえで有効性・安全性を評価)
根拠
プラリアHI皮下注60mgシリンジ0.5mL(第一三共株式会社)2025年6月改訂・第2版をPMDA電子添文で確認した(プラリア皮下注60mgシリンジと同一成分で、効能・注意の内容は共通。)。 §8.3(HI版では8.3、従来製剤では該当項)に、血清補正カルシウム値が高値でない限り毎日カルシウム及びビタミンDの経口補充のもとに投与すること、腎機能障害患者や活性型ビタミンD使用中の患者では活性型ビタミンDの使用とカルシウム量の調整を検討することが記載。国内第III相試験では全例に毎日少なくともカルシウム600mg及び天然型ビタミンD400IUが補充された旨も同項に記載。位置づけの明記: これは有害な相互作用ではなく、低カルシウム血症を防ぐための併用療法(補充療法)であり、その位置づけで記録にした。
- 最終確認日
- 2026-10-31
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認