グセルクマブ × CYP基質薬 大きな影響なし(ヒトデータあり)
要約
中等症〜重症の乾癬(皮膚の炎症が続く病気)の患者さんでの試験では、トレムフィアの治療中に、カフェイン(CYP1A2で分解)、ワルファリン(商品名: ワーファリン、CYP2C9で分解)、オメプラゾール(CYP2C19で分解)、ミダゾラム(商品名: ドルミカム、CYP3A4で分解)の血中濃度に、臨床的に意味のある変化はみられませんでした。一方、CYP2D6で分解される薬については、調べた人数が少なく結果のばらつきも大きいため、影響がないと言い切れないとされています。血液を固まりにくくする薬など、効き目の幅が狭い薬を使っている場合は、主治医・薬剤師に伝えてください。
ヒトでのエビデンス
ヒトデータあり(海外のCYPプローブ基質カクテル試験・原著論文)
根拠
相互作用データは米国添付文書(TREMFYA, DailyMed)および原著論文に基づく(§7.1 CYP450基質: 探索的試験でCYP2D6基質のみ影響を否定できず、治療域の狭い基質薬ではモニタリング考慮を推奨)。Zhu Y, et al. Evaluating Potential Disease-Mediated Protein-Drug Interactions in Patients With Moderate-to-Severe Plaque Psoriasis Receiving Subcutaneous Guselkumab. Clin Transl Sci. 2020. PMID: 32407591
- 最終確認日
- 2026-11-01