このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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デュピルマブ × メトプロロール(商品名: セロケン) 大きな影響なし(ヒトデータあり)

要約

メトプロロール(脈をゆっくりにし血圧を下げる薬)は、肝臓の代謝酵素CYP2D6(薬を分解する酵素の一つ)で分解されます。デュピルマブを使った人の試験では、メトプロロールの血中濃度の指標AUC(体に入った薬の総量の目安)は約1.29倍と、調べた5つの薬の中で一番大きく上がりましたが、試験を行った研究者と米国添付文書は「臨床的に意味のある変化ではない」と判断しています。濃度の上がり方が小さいため、脈や血圧への影響が大きく変わるおそれは小さいと考えられますが、飲み始めや量の変更の時期にめまいや脈の遅さが気になるときは、処方医・薬剤師に相談してください。

保管の注意 凍結を避け、冷蔵庫(2〜8℃)で保管する注射です。冷蔵庫から出したあとは外箱に入れたまま25℃以下で保管し、14日以内に使います(温めたり、振ったりはしません)。

ヒトでのエビデンス

あり(中等症から重症のアトピー性皮膚炎患者14例(評価可能13例)でのヒト薬物動態試験)

根拠

Davis JD, et al. Clin Pharmacol Ther. 2018;104(6):1146-1154(PMID: 29498038、PubMedで原著照合) メトプロロール100mg単回ではAUC幾何平均比1.29[90%CI 1.10-1.51]、Cmax比1.22で、5基質中最大の変化。ただし著者らは臨床的意義なしと結論し、米国添付文書も「No clinically significant changes in AUC were observed. The largest effect was observed for metoprolol with an increase in AUC of 29%」と記載。日本の現行添付文書に本データの記載はない。

最終確認日
2026-11-01

代謝・排泄:添付文書に明確な記載なし

研究の条件

試験ではデュピルマブを初回600mgの後、300mgを毎週投与し(承認された維持用法の2週間隔より多い条件)、各基質薬は単回だけ飲んで比べた

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