このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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アルギニン × 心筋梗塞の後の使用 注意(ヒトデータあり)

要約

心筋梗塞(心臓の血管が詰まる病気)を起こした直後の時期に、アルギニンを飲むことは勧められません。心筋梗塞後の患者153人を対象にした試験で、通常の治療にアルギニン1日9gを6か月間上乗せしたところ、心臓の働きの改善はなく、亡くなった人がアルギニン群で6人(8.6%)、偽薬群で0人となり、試験は安全面の理由で途中で中止されました。亡くなった人の多くは60歳以上でした。この結果は「心筋梗塞後の回復のためにアルギニンを飲む」という使い方についてのもので、ふだんの食事に含まれるアルギニンの話ではありません。心筋梗塞を経験した人は、アルギニンのサプリを自己判断で始めないでください。

ヒトでのエビデンス

あり(ランダム化比較試験で死亡の偏りが報告された)

根拠

Schulman SP et al. JAMA. 2006;295(1):58-64. PMID: 16391217(VINTAGE MI試験: 初回STEMI後の患者153人、アルギニン目標量3g×3回/日・6か月 vs プラセボ。血管の硬さ・駆出率に改善なし。死亡はアルギニン群6人(8.6%) vs プラセボ群0人(P=.01)で、データ安全性委員会の勧告により登録中止。著者結論は「心筋梗塞後にアルギニンを投与すべきでない」。死亡は主要評価項目ではなく、関連の強さには幅がある点も併記する)。

最終確認日
2026-11-01
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

研究の条件

対象は初回のST上昇型心筋梗塞の直後で、アルギニン1日9gを6か月間、標準治療に上乗せした条件。一般の人が健康目的で少量を使う条件とは違う。

ふだんの量では

食事に含まれるアルギニンや栄養ドリンク程度の量で同じ結果が示されたわけではない。ただし心筋梗塞の経験がある人は、量によらずサプリとしての追加は処方医に相談してからにすること。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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