アルギニン × 血圧を下げる薬 一般的注意
要約
アルギニンには、血圧を少し下げる方向のヒトデータがあります。試験をまとめた解析では、アルギニンで上の血圧が平均5.39mmHg、下の血圧が平均2.66mmHg下がりました。ただし、これはサプリとして1日4〜24gという多い量を使った試験のまとめです。この量で血圧の薬と重なると、めまいや立ちくらみが出るおそれがあります。血圧の薬を使っている人がグラム単位のアルギニンを始める場合は、血圧の変化を観察し、処方医・薬剤師に伝えてください。時間をずらしても重なり自体は解けないため、併用期間全体の問題です。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(アルギニン単独での降圧を示すヒト試験のメタ解析。降圧薬との併用試験はなし)
根拠
Dong JY et al. Am Heart J. 2011;162(6):959-965. DOI: 10.1016/j.ahj.2011.09.012(ランダム化二重盲検試験11件・387人のメタ解析、用量4〜24g/日、収縮期 -5.39mmHg・拡張期 -2.66mmHg)。降圧薬と実際に併用した試験はないため、足し算は類推として一般的注意とした。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
降圧が示された試験の用量は1日4〜24g(サプリ・医薬品級の量)で、期間は2〜12週間が中心。
ふだんの量では
食事から取るアルギニンは1日数g程度で、栄養ドリンク1本の含有量も試験の用量より少ない。ふだんの食事量と、サプリで毎日4g以上を取る場合とでは条件が違う。