このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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クロロゲン酸 × 鉄サプリメント 注意(ヒトデータあり)

要約

クロロゲン酸を含むコーヒーなどの飲み物は、食事や鉄サプリに含まれる鉄(非ヘム鉄: 植物やサプリ由来の鉄)の吸収を妨げることが、ヒトの試験で示されています。ポリフェノールの量が多いほど影響は大きく、吸収が50〜90%ほど減った条件もありました。そのため、鉄不足の改善が進まなくなるおそれがあります。鉄と結びついて吸収されにくい形にする(キレート: 金属を挟み込むように結びつくこと)ためと考えられています。鉄サプリとは時間を離してください。公式の決まりはありませんが、安全のため約2時間あけるのが目安です。時間をずらすことで対処できる飲み合わせです。

ヒトでのエビデンス

ヒトデータあり(コーヒー等の飲み物での鉄吸収試験。単独成分での試験ではない)。

根拠

Hurrell RF, Reddy M, Cook JD. Br J Nutr 1999;81:289-295、PMID: 10999016(ポリフェノール含有飲み物のヒト鉄吸収試験。フェノール酸(コーヒーのクロロゲン酸)を多く含む飲み物群を含む。ポリフェノール20-50mg/回で吸収50-70%低下、100-400mg/回で60-90%低下)。コーヒーの鉄吸収阻害の主因がクロロゲン酸含量で決まることは、後続の総説・鉄吸収研究でも引用されている(Am J Hematol誌の鉄サプリ吸収総説等)。クロロゲン酸単独サプリで測った試験ではなく、コーヒー等の飲み物での結果である点は明記する。

最終確認日
2026-11-01
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

研究の条件

研究の条件: ポリフェノールを含む飲み物を食事と同時に摂った場合。同時摂取で起きるタイプの相互作用。

ふだんの量では

ふだんの量では: コーヒー1杯にもクロロゲン酸は100-300mg程度含まれうるため、サプリメントでなくても、鉄サプリとコーヒーを同時に摂る習慣は避けたほうがよい。時間を離せば影響は避けやすい。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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