カテキン(緑茶抽出物) × 肝臓に負担がかかる薬 一般的注意
要約
緑茶抽出物のサプリメントで高用量のEGCGを摂ると、肝臓の数値(血液検査の値)が上がることがあります。欧州の食品安全機関(EFSA)は、サプリメントからEGCGを1日800mg以上摂る条件では肝臓の酵素が有意に上がったと評価しました(飲み物のお茶ではその心配は示されていません)。肝臓に負担がかかる薬を飲んでいる人や、肝臓に病気がある人は、高用量の緑茶抽出物サプリは避け、使う場合も処方医・薬剤師に相談してください。黄疸(皮膚や目が黄色くなる)や濃い尿が出たら、すぐに受診してください。時間をずらしても解決しない、併用期間全体の問題です。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
ヒトデータあり(EGCG高用量サプリでの肝酵素上昇。個別薬との併用データではない)。
根拠
EFSA Panel. EFSA Journal 2018;16:e05239(Scientific opinion on the safety of green tea catechins。サプリメント形態でEGCG 800mg/日以上では血清トランスアミナーゼの有意な上昇が認められ、安全な用量は特定できなかったと結論。緑茶飲料(煎茶等)については肝障害の懸念は示されなかった。平均的な緑茶飲料からのEGCG摂取は1日90-300mg、高摂取でも最大866mg程度)。個別の医薬品との併用試験ではなく、肝負担の重なりとしての一般的注意とした。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: サプリメント形態でEGCG 800mg/日以上を続けた場合。空腹時に摂ると血中濃度が上がりやすいことも知られている。
ふだんの量では
ふだんの量では: 飲み物のお茶からのEGCGは1日90-300mg程度が平均的で、EFSAは飲料については肝障害の懸念を示していない。問題になるのは濃縮した抽出物サプリの高用量である。