このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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ケルセチン × フェキソフェナジン(商品名: アレグラ) 注意(ヒトデータあり)

要約

ケルセチン500mgを1日3回・7日間摂った後に、花粉症などの薬フェキソフェナジンを飲むと、血液中の濃度が上がりました。体の中に入った薬の総量の目安であるAUCは55%増え、最高濃度(Cmax)は68%増えました。そのため、フェキソフェナジンの効きや眠気などの副作用が強く出るおそれがあります。ケルセチンが、腸で薬を外へ押し戻す運び屋(P糖タンパク: 薬を細胞の外へ汲み出すポンプの役割をするタンパク質)の働きを弱めたためと考えられています。高用量のケルセチンを続ける場合は、飲んでいる薬を薬剤師に確認してください。時間をずらしても解決するかは調べられていないため、併用期間全体の注意として扱ってください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。

ヒトでのエビデンス

ヒトデータあり(健康成人での薬物動態試験)。

根拠

Kim KA, Park PW, Park JY. Eur J Clin Pharmacol 2009;65:609-614、PMID: 19221726(健康成人12名、ケルセチン500mg×3回/日×7日後にフェキソフェナジン60mg単回投与。AUC 2,005→3,099 ng·h/mL(+55%)、Cmax 295→480 ng/mL(+68%)、経口クリアランス37%低下、半減期・腎クリアランスは不変。P-gp阻害が機序と考察)。

最終確認日
2026-11-01
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

研究の条件

研究の条件: ケルセチン1,500mg/日(500mg×3回)を7日間という、サプリメントとしても高用量側の条件で起きた変化。

ふだんの量では

ふだんの量では: 食事から摂るケルセチンは1日10〜30mg程度が普通で、研究用量の50分の1以下。玉ねぎなどを普通に食べる量で同じ影響が出るとは考えにくい。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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