このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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βカロテン × たばこ(喫煙) 注意(ヒトデータあり)

要約

この組み合わせは、この成分で一番大切な記録です。たばこを吸う人がβカロテンのサプリを多量に長く取ると、肺がんが増えることが、2つの大規模な試験ではっきり示されています。フィンランドの試験(喫煙男性29,133人、βカロテン1日20mg)では肺がんが18%増え、アメリカの試験(喫煙者等18,314人、1日30mg+ビタミンA)では28%増えたため、試験は途中で中止されました。数値が示すのは「サプリの形で多量に取る」場合の話で、にんじんなどの食品から取るβカロテンで同じことが起きるとは示されていません。喫煙中、または喫煙歴のある方は、βカロテンのサプリは自己判断で始めず、まず禁煙と合わせて処方医・薬剤師に相談してください。これは飲む時間をずらしても解決しない、取り続ける期間全体の問題です。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。

ヒトでのエビデンス

あり(大規模ランダム化試験2件)

根拠

ATBC Study Group. N Engl J Med. 1994;330:1029-1035. PMID: 8127329(喫煙男性29,133人、βカロテン20mg/日、肺がん発生+18%)。Omenn GS et al. N Engl J Med. 1996;334:1150-1155. PMID: 8602180(CARET、18,314人、βカロテン30mg/日+パルミチン酸レチノール25,000IU/日、肺がん相対リスク1.28、試験早期中止)。AREDS2(PMID: 23644932)でもβカロテン群で肺がん2.0% vs 非使用0.9%と同方向。食品由来のβカロテンにこの結果を読み替えていない。

最終確認日
2026-11-01
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

研究の条件

ATBC: βカロテン20mg/日を5〜8年。CARET: βカロテン30mg/日+ビタミンA 25,000IU/日を平均4年。

ふだんの量では

野菜・果物など食品から取るβカロテンは通常これより少なく、この試験結果は食品には当てはめない。市販サプリには1日量が10mgを超える製品もあるため、喫煙者は表示量を確認すること。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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