乳酸菌・ビフィズス菌 × 心臓の人工弁・心内膜炎の既往がある人の使用 注意(ヒトデータあり)
要約
乳酸菌は通常は無害な菌ですが、心臓の弁に人工弁が入っている人や、心内膜炎(心臓の内側の膜の感染)にかかったことがある人では、乳酸菌が血液に入って心内膜炎を起こした症例報告があります。頻度は極めて低いものの、重い病気につながりうるため、該当する人は高用量の乳酸菌・ビフィズス菌サプリメントを自己判断で始めず、主治医に相談してください。歯科治療などで菌が血液に入りやすい場面があることも含め、使っているサプリメントは医療者に伝えてください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(症例報告レベル。頻度は極めて低い)
根拠
Didari T, et al. Expert Opin Drug Saf. 2014;13(2):227-239. PMID: 24405164(プロバイオティクス関連の心内膜炎の報告を収載した安全性レビュー)/乳酸菌による心内膜炎・菌血症の症例報告は免疫不全や弁膜症のある人に集中する。頻度は極めて低く、症例報告レベルの証拠であることを明記する。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。