スピルリナ × 免疫抑制薬(臓器移植や自己免疫疾患の薬など) 注意(ヒトデータあり)
要約
スピルリナには免疫を活発にする方向の作用があり、自己免疫疾患(免疫が自分を攻撃する病気)との関係で症例報告が積み重なっています。天疱瘡(皮膚に水ぶくれができる病気)の悪化や、皮膚筋炎の発症がスピルリナ摂取の後に起きた例が、合わせて5例ほど報告され、やめると改善した例もあります。そのため、自己免疫疾患のある人や免疫を抑える薬を使っている人は、自己判断で始めないでください。なお、免疫抑制薬の効き目自体が弱まったというデータはなく、その点は症例からの類推です。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(自己免疫疾患の発症・悪化の症例報告が複数。頻度は不明)
根拠
Lee AN, Werth VP. Arch Dermatol. 2004(免疫を刺激するサプリメント後の自己免疫発症・悪化3例。スピルリナ含有製品で尋常性天疱瘡の悪化、スピルリナとアファニゾメノンの配合製品で皮膚筋炎の発症・悪化)/Kraigher O, et al. Int J Dermatol. 2008;47:61-63(スピルリナ1年摂取後の水疱性疾患の症例)/Ann Dermatol. 2023;35(Suppl 2):S340-S341. PMID: 38061736(推奨量の5倍超のスピルリナ摂取後に発症した落葉状天疱瘡の症例。中止と免疫抑制治療で改善)/症例集積のレビュー(2024年までの検索で皮膚筋炎3例・天疱瘡2例の計5例)。免疫抑制薬の効果減弱自体を示すヒトデータはないため、その点は要約で類推と区別した。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
ふだんの量では
症例の1件は推奨量の5倍を超える大量摂取例でしたが、通常量で起きたとされる報告もあり、量だけでは区切れません。