クロレラ × 免疫抑制薬(臓器移植や自己免疫疾患の薬など) 一般的注意
要約
健康な人での試験では、クロレラ5gを8週間取るとNK細胞(免疫の細胞の一種)の働きが高まるなど、免疫を活発にする方向の変化が示されています。そのため理論上は、免疫を抑える薬の効き目と反対方向に働くおそれや、自己免疫疾患(免疫が自分を攻撃する病気)の病勢への影響が考えられます。ただし、実際に免疫抑制薬の効き目が弱まった、病気が悪化したという報告は確認できておらず、これは免疫指標のデータからの類推による一般的注意です。治療中の人は自己判断で追加せず、主治医に相談してください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(クロレラの免疫指標への作用を示すRCT。相互作用・病勢悪化の症例データはなし)
根拠
Kwak JH, et al. Nutr J. 2012;11:53. DOI: 10.1186/1475-2891-11-53(健康な成人51人の二重盲検試験。クロレラ5g/日・8週間でNK細胞活性とインターフェロンγ等が上昇)/Chakka S, et al. J Am Acad Dermatol. 2021;84:1051-1058(免疫を刺激するサプリメントと自己免疫性皮膚疾患の総説。クロレラも免疫刺激性のある素材として挙げられるが、クロレラ自体のフレア症例はスピルリナほど確立していない)。免疫抑制薬の効果減弱を示すヒトデータがないため、類推であることを明記して一般的注意とした。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究条件: 健康な成人に5g/日・8週間。病気の人や免疫抑制薬使用中の人での試験ではない。