ピクノジェノール × 抗血小板薬(アスピリン(商品名: バイアスピリン等)、クロピドグレル(商品名: プラビックス等)など) 注意(ヒトデータあり)
要約
ピクノジェノール自体に、血小板(血液を固める働きをする小さな細胞)が集まるのを抑える作用がヒトで示されています。喫煙者での試験では、ピクノジェノール100〜200mgでたばこによる血小板の集まりが抑えられました。そのため、同じ方向に働く抗血小板薬と重ねると、出血しやすさが上乗せされるおそれがあります。ただし、この試験ではピクノジェノールで出血時間(血が止まるまでの時間)は延びず、抗血小板薬と実際に併用して出血が増えたというデータや症例報告は確認できていません。併用する場合は、あざ・鼻血・歯ぐきの出血が増えないか注意し、自己判断で処方薬をやめないでください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒトでの血小板機能試験。併用時の出血を直接調べた試験・症例報告はなし)
根拠
Pütter M, et al. Thromb Res. 1999;95(4):155-161. PMID: 10498385(喫煙者での試験: ピクノジェノール100〜125mg単回で喫煙後の血小板凝集を抑制、200mg単回では効果が6日超持続。アスピリン500mgは出血時間を167秒から236秒へ延ばしたが、ピクノジェノールでは出血時間の延長なし)/Araghi-Niknam M, et al. Integr Med. 2000;2(2):73-77(200mg/日・8週間で喫煙者の血小板凝集が非喫煙者の水準まで低下)。併用時の出血増加を示すヒトデータがないため、要約では「おそれ」の表現にとどめた。
- 最終確認日
- 2026-11-01
研究の条件
研究条件: 喫煙者を対象に単回100〜200mg、または200mg/日を8週間。血小板凝集という代用指標(実際に測ったのは出血ではなく血小板の集まりやすさ)の試験。
ふだんの量では
ふだんの量では: 市販サプリメントの用量は製品により1日50〜200mg程度と幅があり、研究用量と重なる製品もあるため、「少量だから関係ない」とは言い切れません。