プエラリア × エストロゲン製剤(ホルモン補充療法など) 一般的注意
要約
プエラリアに含まれるミロエステロールなどは、女性ホルモン(エストロゲン)の受け皿(受容体)に働く、エストロゲンに似た成分です。閉経後の女性での試験では、プエラリアで脂質(コレステロールなど)の値が変わるなど、エストロゲンに似た働きがヒトでも出ることが示されています。そのため、エストロゲン製剤と一緒に使うと、エストロゲンの働きが重なる方向が心配されます。ただし、エストロゲン製剤との飲み合わせを直接調べたヒト試験は見つかりませんでした。厚生労働省も、医薬品を服用している人はプエラリアの摂取に注意するよう呼びかけています。ホルモン療法中の人は、自己判断で使わず、必ず主治医・薬剤師に相談してください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
エストロゲン様作用自体はヒト試験・細胞試験で示されているが、エストロゲン製剤との相互作用を直接調べたヒトデータはない。
根拠
Okuyama T et al. Tohoku J Exp Med. 2008;216:341-351(閉経後女性19名の無作為化試験でHDLコレステロール+34%など脂質の変化、細胞試験でミロエステロールとクメストロールがERα・ERβの両方を活性化)。Virojchaiwong P et al. Arch Gynecol Obstet. 2011;284:411-419. PMID:20872225(プエラリア25mgと50mgの比較試験)。厚生労働省プエラリアQ&A(2017年): 医薬品を服用している方は摂取を控える対象に含まれる。直接の相互作用試験がないため一般的注意とした。
- 最終確認日
- 2026-11-03