バレリアン × ベンゾジアゼピン系薬・睡眠薬 一般的注意
要約
バレリアンもベンゾジアゼピン系薬(不安や眠りの薬)や睡眠薬も、どちらも落ち着かせる・眠くする方向に働くため、重なると眠気やふらつきが強く出る方向が心配されています。ただし、ヒトで実際に眠気の重なりを確かめた試験でははっきりした相互作用は確かめられておらず、総説でも「薬の量への影響も、作用の重なりも、ヒトでは確かめられていない」という評価です。根拠は弱い段階ですが、相手が眠気に関わる薬のため、併用する場合は車の運転などに注意し、処方医・薬剤師に申告してください。自己判断で処方薬をやめることはしないでください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
ヒトでの作用の重なり(薬力学的な相互作用)は確かめられていない。理論と作用の向きからの一般的注意。
根拠
Kelber O et al. Valerian: no evidence for clinically relevant interactions. Evid Based Complement Alternat Med. 2014;2014:879396. PMID:25093031(ヒト・動物の薬力学試験で相互作用は確かめられなかったと総括)。Gurley BJ et al. Clin Pharmacol Ther. 2005;77:415-426(バレリアン375mg/日・28日間、CYP1A2/2D6/2E1/3A4/5の表現型に大きな影響なし)。作用の重なりのヒト立証がないため一般的注意とした。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認