シリマリン(ミルクシスル) × メトロニダゾール(商品名: フラジール) 注意(ヒトデータあり)
要約
健康な人12名での試験で、シリマリン140mgを1日1回・9日間飲んだ後に、メトロニダゾール(感染症に使う薬)の体からの消えやすさ(クリアランス)が29.51%増え、血液中の量(AUC)や最高濃度は下がりました。そのため、メトロニダゾールの効きが弱くなるおそれがあります。ただし試験は小さく、シリマリンの量も少なめの条件です。感染症の治療中にシリマリンを新しく始める場合は、処方医・薬剤師に申告してください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
ヒトデータあり: 健康成人12名の薬物動態試験。
根拠
Rajnarayana K et al. Study on the influence of silymarin pretreatment on metabolism and disposition of metronidazole. Arzneimittelforschung. 2004;54:109-113. PMID:15038460(シリマリン140mg/日・9日間、メトロニダゾールとその代謝物のクリアランスがそれぞれ29.51%、31.90%増加、半減期・Cmax・AUC低下。著者らは腸のP糖タンパクとCYP3A4の誘導の可能性を考察)。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
シリマリンは1日140mgと、市販品の推奨量より少なめの条件。
ふだんの量では
ふだんの量(1日数百mg製品が多い)では影響が同程度とは限らず、少なめの量でも変化が出た点に注意する。