マンガン × マンガンを含む他のサプリメント・マルチビタミン 一般的注意
要約
マンガン入りの製品を重ねると合計量が増えます。マンガンの摂りすぎが長く続くと、脳の一部にたまって、手の震えや歩きにくさ、気分の変化など、パーキンソン病に似た神経の症状(マンガン中毒)が出ることが知られています。ただし報告の中心は、粉じんを吸う仕事、点滴栄養、汚染された飲み水などでの大量の取り込みで、ふつうの量のサプリで起こる話ではありません。日本の食事摂取基準の耐容上限量(毎日続けて摂っても安全とされる上限)は1日11mgです。製品ごとの含有量を確認し、重ね飲みで上限に近づけないようにしてください。時間をずらしても解決しない、量と期間全体の問題です。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
ヒトでの毒性データはあるが、中心は職業ばく露・点滴栄養・飲み水汚染の高ばく露の報告。サプリの重複摂取そのものを調べた試験はない。
根拠
総説: Evans GR, Masullo LN. Manganese Toxicity. StatPearls(PMID: 32809738)/Avila DS et al. Manganese in Health and Disease. Met Ions Life Sci 2013;13:199-227(PMID: 24470093)。過剰なマンガンが大脳基底核に蓄積しマンガニズム(パーキンソン病様症状)を起こすこと、主な原因は職業ばく露・長期点滴栄養・汚染水であることを明記。日本人の食事摂取基準(2020年版): マンガンの耐容上限量11mg/日、目安量は成人男性4.0mg/日・女性3.5mg/日。用量の話として切り分けるため一般的注意とした。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認