ビオチン × 生の卵白 注意(ヒトデータあり)
要約
生の卵白にはアビジンというタンパク質が含まれ、ビオチンと強くくっついて吸収を妨げます。生卵白を長期間・大量に食べ続けた人で、皮膚炎や脱毛などのビオチン不足の症状が出た例が報告されています。加熱するとアビジンは働かなくなるため、通常の調理した卵では問題になりません。卵かけご飯程度の量がすぐ危険という話ではなく、生卵白を大量に・長く続ける食習慣がある場合の注意です。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒトでの欠乏誘発実験と症例報告)
根拠
Sydenstricker VP et al.(1942年)らのヒト実験: 生卵白を多く含む食事でビオチン欠乏症状が誘発された古典的報告。以後も生卵白の大量・長期摂取によるビオチン欠乏の症例報告が蓄積している。アビジンは加熱で失活する(生化学的に確立)。頻度を示すデータはないため、要約では量と期間を条件として明記した。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 生卵白を食事の大きな割合で長期間摂り続けた条件。通常の食生活の量ではない。
ふだんの量では
ふだんの量では: 加熱した卵ではアビジンは働かない。生卵をときどき食べる程度で欠乏が起きたという報告はない。
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。