ナイアシン × 降圧薬(α遮断型降圧剤など) 注意(添付文書)
要約
ニコチン酸(ナイアシンの一つの形)には血管を広げる作用があり、血圧を下げる薬と重なると、その作用が強まって、立ちくらみや起立性低血圧(立ち上がったときに血圧が下がってふらつくこと)が出るおそれがあります。薬の添付文書でも、α遮断型の降圧剤(血管を広げて血圧を下げる薬)との併用注意が明記されています。高用量のナイアシンを始めた直後は、急に立ち上がらないよう注意し、ふらつきが強い場合は処方医・薬剤師に相談してください。降圧薬は自己判断で中止しないでください。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書の注意は薬理作用の重なりに基づく。併用での低血圧を測ったヒト試験データはない)
根拠
ナイクリン錠・散添付文書(2015年7月改訂・第5版)相互作用・併用注意: α遮断型降圧剤(プラゾシン塩酸塩)との併用で血管拡張作用が増強されるおそれがある旨を明記(機序: 相互に血管拡張作用を増強)。米国ニコチン酸製剤の添文でも、神経節遮断薬・血管作動薬との併用で起立性低血圧が増強されうる旨が記載されている。
- 最終確認日
- 2026-11-01
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。