ラベプラゾール × クロピドグレル(抗血小板薬、商品名: プラビックス) 注意(ヒトデータあり)
要約
血液をサラサラにするクロピドグレルは、体の中でCYP2C19(薬を分解する酵素)を使って「効く形」に変わります。この薬はその酵素への影響がPPIの中で小さい方で、健康成人での試験では、血小板(血を固める成分)の働きを抑える力はプラセボ(偽薬)と比べて劣らないという結果でした。一方で、効く形の量がやや減ったという測定値や、体質(酵素の型)によっては効きが弱まったという別の試験もあり、結果は完全には一致していません。日本の添付文書の相互作用欄にはクロピドグレルは載っていません。自己判断でどちらも止めず、併用を処方医に伝えてください。
ヒトでのエビデンス
あり(薬物動態・血小板機能。臨床転帰は未確定)
根拠
Funck-Brentano C et al. Arch Cardiovasc Dis. 2013;106:661-671. PMID:24246616。別試験: Br J Clin Pharmacol. 2010;70:383-392. PMID:20716239(rapid metabolizerでは有意な低下)。パリエット錠 添付文書(エーザイ、2026年7月改訂 第5版)10.に記載なし。相手薬プラビックス側の添付文書にはPPI併用への注意記載あり
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。