マグネシウム × 筋弛緩薬(ロクロニウムなど) 注意(ヒトデータあり)
要約
血液中のマグネシウムが非常に高い状態では、手術で使う筋弛緩薬(筋肉の力を抜く薬)の効きが長引くことがあります。酸化マグネシウムを服用していた人に高マグネシウム血症が起き、手術後に筋弛緩が長引き目覚めが遅れた症例が報告されています。通常量のマグネシウムサプリで同じことが起きるという意味ではありません。手術の予定がある人は、マグネシウムを含む薬・サプリを使っていることを麻酔科医・処方医に申告してください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
ヒトデータあり(高マグネシウム血症下での症例報告)
根拠
症例: Cureus. 2025. PMID: 40166788(酸化マグネシウム2,000mg/日と腸閉塞・腎機能低下が重なり血清マグネシウム14.1 mg/dL(基準1.8〜2.4)まで上昇し、筋弛緩遷延と覚醒遅延を来した症例)。マグネシウムが神経筋接合部でアセチルコリンの放出を抑える機序は確立している。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
症例は血清マグネシウムが基準の数倍という異常高値の条件。通常のサプリ摂取量で血中濃度がこの水準になることは想定していない。
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。