このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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セントジョーンズワート × イリノテカン(商品名:カンプト等) 注意(ヒトデータあり)

要約

抗がん薬イリノテカンの効き目を担う物質(SN-38)の血中濃度が下がります。がん患者さんでの試験では、濃度の指標であるAUCが42%下がりました。そのため、がんへの働きが弱くなるおそれがあります(実際に、血液への副作用が軽くなったことも、効き目が落ちた裏返しとして報告されています)。がん治療中の方は、セントジョーンズワートを含むサプリメントを使う前に必ず治療チームに伝えてください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。

ヒトでのエビデンス

あり(がん患者での薬物動態試験)

根拠

Mathijssen RHJ et al. J Natl Cancer Inst 2002;94:1247-1249(がん患者5名、イリノテカン350mg/m2に抽出物900mg/日18日間を併用、SN-38のAUCが42%低下[95%CI 14〜70%]、骨髄抑制は併用時の方が軽かった)。なお欧州のイリノテカン製品情報ではセントジョーンズワート使用中は投与しない扱いだが、日本の添付文書での位置づけは本シートでは断定せず、ヒトデータのバッジにとどめる。

最終確認日
2026-11-01

研究の条件

試験は抽出物900mg/日を18日間続けた条件。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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