このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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セントジョーンズワート × 抗HIV薬(プロテアーゼ阻害薬) 注意(添付文書)

要約

HIVの増殖を抑えるプロテアーゼ阻害薬の血中濃度が大きく下がります。代表例のインジナビルでは、濃度の指標であるAUCが57%、次の服用直前の最低濃度が81%下がりました。そのため、ウイルスを抑える働きが弱くなり、治療の失敗や薬が効きにくいウイルス(耐性)の出現につながるおそれがあります。HIV治療中の方はセントジョーンズワートを使わないことが原則で、使っている場合は担当医・薬剤師に伝えてください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。

ヒトでのエビデンス

あり(薬物動態試験)

根拠

厚生省(当時)2000年5月10日通知でインジナビルが添付文書改訂の対象となり、現行のプロテアーゼ阻害薬各剤の添付文書10.2併用注意にセイヨウオトギリソウ含有食品が名指しされる。Piscitelli SC et al. Lancet 2000;355:547-548(健康成人8名、抽出物300mgを1日3回14日間、インジナビルAUC57%低下・8時間後の最低濃度81%低下)。

最終確認日
2026-11-01

研究の条件

試験は抽出物900mg/日を14日間続けた条件。短期間や少量でのデータはなく、安全な量は示せない。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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