セントジョーンズワート × ネビラピン(商品名:ビラミューン) 注意(ヒトデータあり)
要約
HIV治療に使うネビラピン(非核酸系逆転写酵素阻害薬=プロテアーゼ阻害薬とは別のタイプの抗HIV薬)の血中濃度が下がった報告があります。そのため、ウイルスを抑える働きが弱くなるおそれがあります。同じタイプの他の抗HIV薬でも同じ仕組み(分解酵素CYP3A4の誘導)で濃度が下がりうるため、HIV治療中の方はセントジョーンズワートを自己判断で使わないでください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(小規模な患者観察・症例集積)
根拠
de Maat MMR et al. AIDS 2001(HIV患者でネビラピンのクリアランス上昇・濃度低下を観察。総説 Nicolussi S et al. Br J Pharmacol 2020;177:1212-1226, PMID:31742659 および Henderson L et al. AAPS J 2009;11:710, PMID:19859815 に収載)。プロテアーゼ阻害薬での大規模な低下(Piscitelli 2000)と同じCYP3A4誘導が機序。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。