セントジョーンズワート × テオフィリン(商品名: テオドール等) 注意(添付文書)
要約
ぜんそく等の薬テオフィリンの血中濃度が下がるおそれがあるとして、添付文書がセントジョーンズワート含有食品を名指しで注意しています。一方、健康成人での試験(1回量での検討)では、14日間一緒に飲んでもテオフィリンの濃度(AUC)に有意な変化はありませんでした。添付文書の注意と試験結果が一致していない組み合わせで、症例報告レベルの濃度低下の報告もあります。効く範囲が狭い薬なので、使う場合は自己判断せず、担当医・薬剤師に伝えて濃度の確認も含めて相談してください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(薬物動態試験では有意な変化なし、症例報告では低下)
根拠
テオフィリン製剤の添付文書10.2併用注意にセイヨウオトギリソウ含有食品を名指し(厚生省2000年通知の改訂対象)。Morimoto T et al. J Clin Pharmacol 2004;44:95-101(健康成人12名、900mg/日15日間、テオフィリン400mg単回AUCに有意な変化なし[95%CI -9.3%〜+23%])。Nebel A et al. Ann Pharmacother 1999;33:502(濃度低下が疑われた症例)。
- 最終確認日
- 2026-11-01
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。