セントジョーンズワート × カルバマゼピン(商品名: テグレトール) 大きな影響なし(ヒトデータあり)
要約
てんかん等の薬カルバマゼピンは、セントジョーンズワートで濃度が下がる薬と同じ分解酵素(CYP3A4)で処理されるため心配されてきましたが、健康成人での試験では、14日間一緒に飲んでもカルバマゼピンとその活性代謝物の濃度(AUC、最高濃度、最低濃度)に有意な変化はありませんでした。カルバマゼピン自体がすでに同じ酵素を強く増やしているため、追加の影響が出にくいと考えられています。ただし試験は健康成人の小規模なもので、個人差はありえます。自己判断で薬を変えず、気になる場合は担当医・薬剤師に相談してください。
ヒトでのエビデンス
あり(薬物動態試験で有意な変化なし)
根拠
Burstein AH et al. Clin Pharmacol Ther 2000;68:605-612, PMID:11180020(健康成人8名、カルバマゼピン定常状態に抽出物300mgを1日3回14日間追加、AUC 142.4→143.8 mg・h/L等、有意差なし)。系統共通の話題でも成分で結果が違う例として扱う。
- 最終確認日
- 2026-10-31
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。