当帰芍薬散加附子 × 強心薬(ジゴキシン(商品名: ジゴシン)など) 一般的注意
要約
ジゴキシン(商品名: ジゴシン)などの強心薬(心臓の収縮を強める薬)と附子の組み合わせは、慎重に考える必要があります。附子に含まれるアコニチン類(トリカブトの毒成分で、加工により減らされています)には心臓のリズムを乱す方向の作用があり、強心薬と重なると不整脈(脈の乱れ)が出やすくなるおそれが、作用の重なりから考えられます。ただし、この処方の添付文書に相互作用の記載はなく、ヒトで確かめたデータもありません。心臓の薬を使っている場合は、必ず処方医・薬剤師に申告してください。時間をずらしても解決しない、併用期間全体の問題です。
漢方薬の属性(当帰芍薬散加附子)
- 甘草(カンゾウ)
- 含まない
- 構成生薬
- トウキ(当帰)3g、センキュウ(川芎)3g、シャクヤク(芍薬)6g、ブクリョウ(茯苓)4.5g、ビャクジュツ(白朮)4.5g、タクシャ(沢瀉)3.5g、カコウブシ(加工附子)1g(1日量9g中の生薬量)
ヒトでのエビデンス
ヒトでの直接の相互作用試験データはない。作用の重なりからの類推に基づく一般的注意。
根拠
三和当帰芍薬散加附子エキス細粒 現行添付文書(2026年8月改訂・第3版、PMDA掲載PDF) には相互作用の欄(10.)自体がなく、強心薬の名指し記載はない。11.2 その他の副作用に心悸亢進が挙げられており、アコニチン類の心臓への作用と強心薬の作用の重なりからの類推による一般的注意である。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。