茵蔯五苓散 × 利尿薬(ループ系・チアジド系) 一般的注意
要約
茵蔯五苓散は、五苓散(体の水分バランスを整える利水(余分な水を出す)の生薬からなる処方)にインチンコウ(茵蔯蒿)を加えた処方で、むくみや黄疸、二日酔などに使われます。利尿薬(尿を出してむくみや血圧を下げる薬)と作用の方向が重なるため、一緒に使うと尿量や体の水分・塩分のバランスが変わりすぎる可能性があります。添付文書に利尿薬との相互作用の記載はなく、ヒトで調べたデータもありません。脱水気味のときや高齢の方は特に、自己判断で重ねず伝えましょう。併用期間全体の問題で、服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
漢方薬の属性(茵蔯五苓散)
- 甘草(カンゾウ)
- 含まない
- 構成生薬
- タクシャ(沢瀉)6.0g、ソウジュツ(蒼朮)4.5g、チョレイ(猪苓)4.5g、ブクリョウ(茯苓)4.5g、インチンコウ(茵蔯蒿)4.0g、ケイヒ(桂皮)2.5g(1日量7.5g中の生薬量)
ヒトでのエビデンス
ヒトでの直接の相互作用試験データはない。
根拠
ツムラツムラ茵蔯五苓散エキス顆粒(医療用)現行添付文書(2023年12月改訂・第1版、PMDA掲載PDF) に利尿薬の記載なし。本剤の主作用(利水)との薬理的な重なりからの一般的注意。甘草は含まないため、低カリウムの観点ではない。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。