葛根加朮附湯 × MAO阻害剤(パーキンソン病の薬など) 注意(添付文書)
要約
MAO阻害剤(モノアミン酸化酵素阻害剤: パーキンソン病などに使う薬)は、交感神経を刺激する成分の分解を抑えます。葛根加朮附湯のマオウ(麻黄)のエフェドリン様作用と重なると、不眠、発汗過多、頻脈(脈が速くなること)、動悸、精神興奮などが出やすくなります。これは飲む時間をずらしても解決しない、併用している期間全体の問題です。減量するなど慎重に使う組み合わせです。
漢方薬の属性(葛根加朮附湯)
- 甘草(カンゾウ)
- 含む(2.0g/日)
- 構成生薬
- カッコン(葛根)4.0g、マオウ(麻黄)3.0g、タイソウ(大棗)3.0g、ソウジュツ(蒼朮)3.0g、ケイヒ(桂皮)2.0g、シャクヤク(芍薬)2.0g、カンゾウ(甘草)2.0g、ショウキョウ(生姜)1.0g、ブシ(附子)0.5g(1日量7.5g中の生薬量)
ヒトでのエビデンス
ヒトでの直接の相互作用試験データはない。添付文書の注意に基づく。
根拠
三和葛根加朮附湯エキス細粒(三和生薬)現行添付文書(2025年10月改訂・第2版、PMDA掲載PDF) 10.2併用注意: モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤(セレギリン塩酸塩、ラサギリンメシル酸塩等)を明記。交感神経刺激作用が増強されることが考えられるとしている。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。