桂芍知母湯 × MAO阻害剤(パーキンソン病の薬など) 注意(添付文書)
要約
MAO阻害剤(モノアミン酸化酵素阻害剤: パーキンソン病などに使う薬)は、交感神経を刺激する成分の分解を抑えます。桂芍知母湯のマオウ(麻黄)のエフェドリン様作用と重なると、不眠、発汗過多、頻脈(脈が速くなること)、動悸、精神興奮などが出やすくなります。これは飲む時間をずらしても解決しない、併用している期間全体の問題です。減量するなど慎重に使う組み合わせです。
漢方薬の属性(桂芍知母湯)
- 甘草(カンゾウ)
- 含む(1.5g/日)
- 構成生薬
- ビャクジュツ(白朮)4.0g、ケイヒ(桂皮)3.0g、チモ(知母)3.0g、ハマボウフウ(浜防風)3.0g、シャクヤク(芍薬)3.0g、マオウ(麻黄)3.0g、カンゾウ(甘草)1.5g、ショウキョウ(生姜)1.0g、ブシ(附子)1.0g(1日量9.0g中の生薬量)
ヒトでのエビデンス
ヒトでの直接の相互作用試験データはない。添付文書の注意に基づく。
根拠
三和桂芍知母湯エキス細粒(三和生薬)現行添付文書(2023年10月改訂・第1版、PMDA掲載PDF) 10.2併用注意: モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤(セレギリン塩酸塩、ラサギリンメシル酸塩等)を明記。交感神経刺激作用が増強されることが考えられるとしている。
- 最終確認日
- 2026-11-01
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。