桂枝加芍薬大黄湯 × ダイオウ(大黄)を含む他の漢方薬・下剤 一般的注意
要約
桂枝加芍薬大黄湯にはダイオウ(大黄: お通じを出す成分を含む生薬)が1日2.0g含まれます。ダイオウを含む他の漢方薬や、センノシドなどの下剤と重ねると、お通じを出す働きが重なって、はげしい腹痛や下痢が出やすくなります。下痢が続くと体の水分やカリウム(血液中の塩分バランスを保つ成分)が減る方向にも働きます。添付文書でも、ダイオウを含む製剤との併用には特に注意することとされています。市販の下剤を使っている場合は申告してください。時間をずらしても下剤同士の重なり自体は解けないため、併用期間全体の問題です。なお桂枝加芍薬大黄湯については、ダイオウのため、妊婦では流早産のおそれへの注意(投与しないことが望ましい)が、授乳中はダイオウの成分が母乳に移って乳児の下痢を起こすことがある旨が、添付文書の特定の背景に関する注意に書かれています。
漢方薬の属性(桂枝加芍薬大黄湯)
- 甘草(カンゾウ)
- 含む(2.0g/日)
- 構成生薬
- シャクヤク(芍薬)6.0g、ケイヒ(桂皮)4.0g、タイソウ(大棗)4.0g、カンゾウ(甘草)2.0g、ダイオウ(大黄)2.0g、ショウキョウ(生姜)1.0g(1日量7.5g中の生薬量)
ヒトでのエビデンス
ヒトでの直接の相互作用試験データはない。添付文書の生薬重複に関する注意に基づく。
根拠
ツムラ桂枝加芍薬大黄湯エキス顆粒(医療用)現行添付文書(2023年12月改訂・第1版、PMDA掲載PDF) 8.重要な基本的注意: 他の漢方製剤等を併用する場合は含有生薬の重複に注意し、ダイオウを含む製剤との併用には特に注意すること。ダイオウの瀉下作用には個人差がある旨も記載。9.5妊婦: ダイオウの子宮収縮作用及び骨盤内臓器の充血作用により流早産の危険性があるため投与しないことが望ましい。9.6授乳婦: ダイオウ中のアントラキノン誘導体が母乳中に移行し乳児の下痢を起こすことがある。10.2への個別記載はないため一般的注意とした。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認