九味檳榔湯 × ダイオウ(大黄)を含む他の漢方薬・下剤 一般的注意
要約
九味檳榔湯にはダイオウ(大黄: お通じを出す成分を含む生薬)が1日1.0g含まれます。ダイオウを含む他の漢方薬や、センノシドなどの下剤と重ねると、お通じを出す働きが重なって、腹痛や下痢が出やすくなります。下痢が続くと体の水分やカリウム(血液中の塩分バランスを保つ成分)が減る方向にも働きます。添付文書でも、ダイオウを含む製剤との併用には特に注意することとされています。市販の下剤を使っている場合は申告してください。なお添付文書では、ダイオウにより流早産の危険性があるため、妊婦には投与しないことが望ましいとされています。重複に注意すべき生薬: 大黄(下痢・低カリウム)。
漢方薬の属性(九味檳榔湯)
- 甘草(カンゾウ)
- 含む(1.0g/日)
- 構成生薬
- ビンロウジ(檳榔子)4.0g、コウボク(厚朴)3.0g、ケイヒ(桂皮)3.0g、キッピ(橘皮)3.0g、ブクリョウ(茯苓)3.0g、ソヨウ(蘇葉)1.5g、カンゾウ(甘草)1.0g、ダイオウ(大黄)1.0g、ショウキョウ(生姜)1.0g、モッコウ(木香)1.0g、ゴシュユ(呉茱萸)1.0g(1日量6.0g中の生薬量)
服用タイミングについての注意 大黄と檳榔子(お腹の動きを促す生薬)を含む処方で、空腹時に飲むと腹痛・下痢などの胃腸の症状が出ることがあります。症状が出る場合は、食後に飲むことも含めて、処方医・薬剤師に相談してください。
ヒトでのエビデンス
ヒトでの直接の相互作用試験データはない。添付文書の基本的注意に基づく。
根拠
コタロー九味檳榔湯エキス細粒電子添文(PMDA、2023年1月31日掲載PDF) 8.3: 他の漢方製剤等を併用する場合は含有生薬の重複に注意し、ダイオウを含む製剤との併用には特に注意すること。8.4: ダイオウの瀉下作用には個人差がある旨も記載。妊婦の項: ダイオウの子宮収縮作用及び骨盤内臓器の充血作用により流早産の危険性があるため投与しないことが望ましい。10.2への個別記載はないため一般的注意とした。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。