清心蓮子飲 × グリチルリチン製剤(肝臓病の薬など) 注意(添付文書)
要約
グリチルリチン製剤は、肝臓病などに使う薬で、甘草の甘味成分グリチルリチンを含みます。清心蓮子飲(カンゾウ(甘草)1日1.5g)と一緒に使うと、グリチルリチンの合計量が増え、偽アルドステロン症(血圧上昇、むくみ、脱力など)や低カリウム血症(血液中のカリウムが減ること)によるミオパチー(筋肉の障害)が出やすくなります。時間をずらしても解決しない、併用期間全体の問題です。
漢方薬の属性(清心蓮子飲)
- 甘草(カンゾウ)
- 含む(1.5g/日)
- 構成生薬
- バクモンドウ(麦門冬)4.0g、ブクリョウ(茯苓)4.0g、レンニク(蓮肉)4.0g、オウゴン(黄芩)3.0g、シャゼンシ(車前子)3.0g、ニンジン(人参)3.0g、オウギ(黄耆)2.0g、ジコッピ(地骨皮)2.0g、カンゾウ(甘草)1.5g(1日量7.5g中の生薬量)
間質性肺炎についての注意 この薬では、副作用として間質性肺炎(肺に炎症が起こり、酸素を取り込みにくくなる病気)が報告されています。発熱、空咳(たんの出ないせき)、息切れ・息苦しさが出たときは、服用を中止して、ただちに処方医・薬剤師に連絡してください。かぜの症状と見分けがつきにくいことがあります。報告では、飲み始めてから3か月以内に起こった例が多くを占めます。
ヒトでのエビデンス
ヒトでの直接の相互作用試験データはない。添付文書の注意はグリチルリチンの薬理と症例の蓄積に基づく。
根拠
ツムラ清心蓮子飲エキス顆粒(医療用)電子添文(PMDA、2023年12月改訂・第1版) 10.2併用注意: グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤(グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・L-システイン、グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・DL-メチオニン配合錠等)を明記。
- 最終確認日
- 2026-10-31
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。