このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

表示設定:配色 ライト / 文字 標準

芎帰調血飲 × 利尿薬(ループ系・チアジド系) 一般的注意

要約

芎帰調血飲のカンゾウ(甘草)も、利尿薬(尿を出してむくみや血圧を下げる薬)も、どちらも尿からカリウムを出す方向に働きます。重なると低カリウム血症(血液中のカリウムが減ること)が進みやすく、脱力や筋肉痛、不整脈のきっかけになります。なお、芎帰調血飲の添付文書の併用注意(10.2)に利尿薬は挙がっていません(芍薬甘草湯の添付文書には利尿薬も明記されており、処方ごとに記載が違います)。時間をずらしても解決しない、併用期間全体の問題なので、定期的なカリウム測定を受けながら使う組み合わせです。

漢方薬の属性(芎帰調血飲)

甘草(カンゾウ)
含む(1.0g/日)
構成生薬
トウキ(当帰)2.0g、センキュウ(川芎)2.0g、ジオウ(地黄)2.0g、ビャクジュツ(白朮)2.0g、ブクリョウ(茯苓)2.0g、チンピ(陳皮)2.0g、コウブシ(香附子)2.0g、ボタンピ(牡丹皮)2.0g、ウヤク(烏薬)2.0g、タイソウ(大棗)1.5g、ヤクモソウ(益母草)1.5g、ショウキョウ(生姜)1.0g、カンゾウ(甘草)1.0g(1日量6.0g中の生薬量)

ヒトでのエビデンス

ヒトでの直接の相互作用試験データはない。薬理作用の重なりと公的マニュアルの注意喚起に基づく一般的注意。

根拠

太虎堂の芎帰調血飲エキス顆粒電子添文(PMDA、2023年10月改訂・第1版) 10.2に利尿薬の記載はないことを確認。根拠はPMDA「重篤副作用疾患別対応マニュアル 偽アルドステロン症」: 複数の利尿薬(ループ・チアジド系)や甘草を含む漢方薬を併用する場合、低カリウム血症を生じやすく重篤化しやすい旨を明記。類推に基づく一般的注意である。

最終確認日
2026-11-01
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

芎帰調血飲 の飲み合わせ一覧へ