このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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芎帰調血飲 × 甘草を含む他の漢方薬 注意(添付文書)

要約

芎帰調血飲にはカンゾウ(甘草: 甘味成分グリチルリチンを含む生薬)が1日1.0g含まれます。甘草を含む他の漢方薬と一緒に使うと、甘草の合計量が増え、偽アルドステロン症(血圧が上がり、むくみや手のこわばり、脱力が出る状態)や、低カリウム血症(血液中のカリウムが減ること)の結果として起こるミオパチー(筋肉の障害)が出やすくなります。これは飲む時間をずらしても解決しない、併用している期間全体の問題です。市販の漢方薬や甘草を含むかぜ薬・胃腸薬も含め、使っている薬は申告してください。絶対にダメな組み合わせではありませんが、血圧や血液中のカリウムの確認をしながら使う組み合わせです。重複に注意すべき生薬: 甘草(総量増加で偽アルドステロン症)。

漢方薬の属性(芎帰調血飲)

甘草(カンゾウ)
含む(1.0g/日)
構成生薬
トウキ(当帰)2.0g、センキュウ(川芎)2.0g、ジオウ(地黄)2.0g、ビャクジュツ(白朮)2.0g、ブクリョウ(茯苓)2.0g、チンピ(陳皮)2.0g、コウブシ(香附子)2.0g、ボタンピ(牡丹皮)2.0g、ウヤク(烏薬)2.0g、タイソウ(大棗)1.5g、ヤクモソウ(益母草)1.5g、ショウキョウ(生姜)1.0g、カンゾウ(甘草)1.0g(1日量6.0g中の生薬量)

ヒトでのエビデンス

ヒトでの直接の相互作用試験データはない。添付文書の注意はグリチルリチンの薬理と症例の蓄積に基づく。

根拠

太虎堂の芎帰調血飲エキス顆粒電子添文(PMDA、2023年10月改訂・第1版) 10.2併用注意: カンゾウ含有製剤(芍薬甘草湯、補中益気湯、抑肝散等)との併用で偽アルドステロン症・ミオパチーがあらわれやすくなる旨を明記。8.2にもカンゾウ含有のため血清カリウム値・血圧への留意が記載。メーカー基準: ツムラには同処方の販売がなく、医療用は太虎堂の芎帰調血飲エキス顆粒(製造販売: 太虎精堂製薬、発売: クラシエ薬品)を基準とした。メーカー差: 一般用医薬品のクラシエ錠とは生薬の種類・量が異なる(一般用はカンキョウ(乾姜)0.75g・カンゾウ0.5g等を用い分量も小さい。本剤はショウキョウ(生姜)1.0g・カンゾウ1.0g)。添付文書9.5では、ボタンピにより流早産の危険性があるため妊婦には投与しないことが望ましいとされている。

最終確認日
2026-10-31
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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