ゾルピデム酒石酸塩 × 食事 注意(ヒトデータあり)
要約
食事の直後に飲むと、効き始めるまでの時間が遅れることがあります。添付文書では「寝る直前」に飲むことになっています。寝つきを早めたいときは、食事のすぐ後を避けるのが基本です。ただし、血液中の濃度のピーク(Cmax)や、体の中に薬がとどまる量の目安(AUC)が大きく変わらないという国内データもあり、「食後は全く効かない」ということではありません。具体的に何時間あければよいかを示した実証データはありません。
ヒトでのエビデンス
あり(国内添付文書データ+海外ヒト試験。ただし普通錠の国内試験はn=6と小規模)
根拠
PMDA添付文書16.2.2: 健康成人6例で朝食後投与によりTmax(濃度がピークに達する時間)が0.8±0.3時間から1.8±1.2時間へ遅延傾向、Cmax・AUCに大きな差なし。海外データ(米国添付文書に引用された30例の食事影響試験)では食後20分投与でCmax −25%、AUC −15%、Tmax 1.4→2.2時間。舌下錠(日本未発売の剤形)では高脂肪食の影響がより大きい: Greenblatt DJ, et al. J Clin Pharmacol. 2013;53:1194-1198(PMID: 23939537)―Cmax 57.3→32.0 ng/mL、Tmax 0.92→3.0時間。剤形が違うため普通錠への直接の当てはめはできない
- 最終確認日
- 2026-10-31
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。