ゾルピデム酒石酸塩 × フルボキサミン(SSRI、CYP1A2/CYP3A4阻害薬、商品名: デプロメール) 注意(ヒトデータあり)
要約
抗うつ薬のフルボキサミンは、ゾルピデムを分解する酵素(主にCYP1A2、ほかCYP3A4等)を止めるため、ゾルピデムの濃度が大きく上がることがヒト試験で報告されています(体にとどまる量が約2倍以上)。翌朝への眠気の持ち越しやふらつきが強まる可能性があるため、併用中は注意を。量の調整は処方医の判断で行われるもので、自己判断での変更はしないでください。ゾルピデム側の添付文書10.に記載はありません。
ヒトでのエビデンス
あり(ただし数値の報告にばらつきあり)
根拠
Vlase L, et al. Clin Exp Pharmacol Physiol. 2012;39:9-12: 健康成人でフルボキサミン100mg/日×6日後にゾルピデム5mgのAUCが約2倍以上に増加、半減期も延長(報告により数値に幅あり)。海外の製品情報でもフルボキサミン併用でゾルピデム濃度上昇の可能性が注意喚起されている
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。