ゾルピデム酒石酸塩 × コーヒー(カフェイン) 注意(ヒトデータあり)
要約
コーヒーなどに含まれるカフェイン(目を覚まさせる成分)は、ゾルピデムの眠気を一部打ち消すことがヒト試験で示されています。ただし完全には打ち消せず、「カフェインを摂れば睡眠薬が効かなくなる」わけでも、「効きすぎをカフェインで戻せる」わけでもありません。試験で使われたカフェインは250〜500mgと多めで、これはコーヒー数杯分にあたります。夕方以降のカフェインは寝つき自体を悪くするため、量と時間帯に注意を。何時間前までならよいかを示した実証データはありません。
ヒトでのエビデンス
あり(複数試験。ただし用量・条件で結果にばらつきあり)
根拠
Cysneiros RM, et al. Clin Pharmacol Ther. 2007;82:54-62(PMID: 17443132): 二重盲検クロスオーバー、カフェイン250mg・500mg併用でゾルピデムの鎮静・作業能力低下は一部だけ回復(解毒薬にはならない)。カフェイン併用でゾルピデムのCmax・AUCが30〜40%増えたという副次的所見もあり。Paterson LM, et al. J Psychopharmacol. 2009(PMID: 19351801): カフェイン150mgで入眠遅延・総睡眠時間減少、ゾルピデム10mg併用で睡眠効率の低下は一部やわらいだ。別試験(Eur J Clin Pharmacol. 1998、PMID: 9754987)では日中投与でカフェイン150〜300mgはゾルピデム10mgの鎮静を打ち消さなかったとされ、結果は条件で異なる
- 最終確認日
- 2026-10-30