ゾルピデム酒石酸塩 × ケトコナゾール(強いCYP3A4阻害薬、アゾール系抗真菌薬) 注意(ヒトデータあり)
要約
水虫などの真菌(カビ)を抑える薬のうちケトコナゾールは、薬を分解する酵素(CYP3A4)を強く止めるため、ゾルピデムの濃度が上がり、眠気などの作用も強まることがヒト試験で示されています。ゾルピデム側の添付文書10.には個別名の記載はありませんが、ヒトデータがあるため「注意(ヒトデータあり)」とします。併用時は眠気の強さに注意し、気になる場合は処方医・薬剤師に相談を(自己判断での中止・増減はしない)。
ヒトでのエビデンス
あり
根拠
Greenblatt DJ, et al. Clin Pharmacol Ther. 1998;64:661-671(PMID: 9871431): 無作為化二重盲検5期クロスオーバー12例、ゾルピデム5mg。ケトコナゾール併用でクリアランス 422→250 mL/min、半減期 1.9→2.4時間、AUCは約1.7倍(別報の要約値ではCmax +35%、AUC +67%)、薬理作用(DSST低下、遅延再生低下等)も増強
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。