このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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インスリン アスパルト × アルコール(酒) 一般的注意

要約

お酒は低血糖(血糖が下がりすぎること)を強めたり長引かせたりします。空腹のまま飲むと特に起きやすく、酔いの症状と紛れて気づくのが遅れることもあります。添付文書でも「過度のアルコール摂取」は低血糖を起こしやすい状態として挙げられています。飲む場合は食事と一緒にほどほどにし、低血糖時のためにブドウ糖や砂糖入りの飲み物(ラムネ、スポーツドリンクなど)を手元に用意しておくことも大切です。目安はブドウ糖10g、またはブドウ糖を含む飲み物150〜200mLほどです(日本糖尿病学会の目安)。砂糖で代用する場合は倍の20gが目安ですが、効き始めはブドウ糖より遅れます。ブドウ糖10gで血糖値はおよそ30〜50mg/dL上がるというデータがあります(体格や状況によって変わります)。

保管の注意 凍結を避け、冷蔵庫(2〜8℃)で保管するインスリンです。使い始めたものはキャップをして光を避けて室温(1〜30℃)で保管し、4週間以内に使い切ります。
飲み忘れたとき 注射を忘れた場合は、医師に相談します。2回分を一度に注射することはしません。

ヒトでのエビデンス

あり(確立した臨床知識。個別の併用試験ではない)

根拠

ノボラピッド注添付文書(2023年11月改訂)9.1.2: 低血糖を起こすおそれがある患者又は状態として「過度のアルコール摂取者」を記載。10.2にアルコールの行はないが、アルコールが肝臓で糖を作る働きを抑えて低血糖を増強・遷延させることは糖尿病治療で確立した話で、インスリン治療では実務上最も基本的な注意のひとつ※ブドウ糖10g・150〜200mL・約15分という数値は、日本糖尿病学会『糖尿病治療ガイド』(低血糖およびシックデイの章)に基づく目安で、添付文書本文の数値ではありません。血糖値の上がり幅は、Wiethop & Cryer(1993年)の実験(1型糖尿病でブドウ糖10gを口から摂ったところ、約30分で血糖値が約37mg/dL上がった)や、臨床で広く使われる目安(ブドウ糖1gで約5mg/dL)をもとに、およそ30〜50mg/dLとしています。

最終確認日
2026-11-01
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

代謝・排泄:添付文書に明確な記載なし

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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