セマグルチド(注射剤) × 経口避妊薬(ピル) 大きな影響なし(ヒトデータあり)
要約
同じ仲間の薬(チルゼパチド)ではピルの吸収が下がりましたが、この薬(注射剤)では、ヒトの試験でピルの成分の体に入る量は下がらず、むしろわずかに増えた程度でした。胃の動きを遅くする薬なので効きが落ちるのではと心配されがちですが、この薬については試験の範囲で大きな影響は見られていません。
保管の注意 凍結を避け、冷蔵庫(2〜8℃)で保管する注射です。使い始めたあとは光を避けて室温(1〜30℃。冷蔵庫でもかまいません)で保管し、8週間以内に使い切ります。
ヒトでのエビデンス
あり(薬物動態試験)
根拠
オゼンピック皮下注添付文書(2026年5月改訂・第6版)16.7: セマグルチド1.0mg定常状態での併用試験(外国人データ)で、エチニルエストラジオールのAUC比1.11、Cmax比1.04、レボノルゲストレルのAUC比1.20、Cmax比1.05。曝露の低下は認められていない。10.2に経口避妊薬の行はない
- 最終確認日
- 2026-10-31
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
セマグルチド1.0mg(国内承認の最大量)まで増量した定常状態での試験(外国人データ)。
ふだんの量では
通常の維持量で続けた状態での結果です。チルゼパチドで見られた開始直後の大きな低下とは話が異なります。
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。