このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

表示設定:配色 ライト / 文字 標準

チルゼパチド × アセトアミノフェン(解熱鎮痛薬、商品名: カロナール等) 注意(ヒトデータあり)

要約

この薬は胃の動きを遅くするため、飲み薬の効き始めが遅れることがあります。解熱鎮痛薬のアセトアミノフェンで調べた試験では、チルゼパチド5mgを1回使った直後では、アセトアミノフェンの最高濃度が約50%下がり、効きのピークまでの時間が約1時間遅れました。吸収される総量は変わっていないため、効きが弱くなるというより効き始めが遅くなるおそれがある、という話です。なお、週1回の使用を続けた4週後の試験では、この影響はほぼ見られなくなっていました。使い始めの時期に痛みや熱で使う場合は、効き始めが遅れる可能性を頭に入れておいてください。用量は自己判断で変えないでください。

保管の注意 冷蔵庫(2〜8℃)で凍結を避け、光を避けて保管する注射です。室温で保管する場合は、30℃を超えない場所で外箱に入れたままにし、21日以内に使います(凍結したものは使えません)。
飲み忘れたとき 注射を忘れた場合、次の注射予定日まで3日間(72時間)以上あるときは、気づいた時点で注射し、その後はあらかじめ決めた曜日に注射します。3日間未満のときはその回は注射せず、次の決めた曜日に注射します。

ヒトでのエビデンス

あり(薬物動態試験)

根拠

マンジャロ皮下注アテオス添付文書(2026年9月改訂・第11版)16.7に、チルゼパチドとアセトアミノフェンを併用した薬物相互作用試験の結果が掲載されている(10.2への記載はない)。原著: Urva S, et al. Clin Pharmacol Ther. 2022;112(5):1062-1072。チルゼパチド5mg単回投与後、アセトアミノフェンのCmaxは約50%低下、Tmax中央値は約1時間遅延、AUCは不変。5mg/5mg/8mg/10mgと週1回4回投与した後では、Cmax・Tmaxへの有意な影響は認められなかった(外国人データ)

最終確認日
2026-11-01
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

代謝・排泄:体内でタンパク質として分解、代謝物は尿と糞へ排泄

研究の条件

健康成人にチルゼパチド5mgを単回投与した試験と、週1回4回(5/5/8/10mg)投与した試験(外国人データ)。経口避妊薬と同時に行われた試験の一環。

ふだんの量では

影響は使い始めに限られ、同じ量を続けるうちにほぼ消えます。痛みや熱への効き始めが遅れる可能性の話で、吸収される総量は変わりません。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

チルゼパチド の飲み合わせ一覧へ