バルサルタン × リファンピシン(リファンピン、抗結核薬)等のトランスポーター阻害薬 ヒトでの直接データなし・機序からの注意
要約
バルサルタンは、肝臓への取り込みを担う運び屋(トランスポーターと呼ばれるタンパク質、OATP1B1など)を使って体の中を移動します。リファンピシンなど、この運び屋を邪魔する薬と重なると、バルサルタンの濃度が上がる可能性が海外の説明書で注意されています。ただし、バルサルタンとの組み合わせで濃度変化を測ったヒト試験は確認できず、日本の添付文書の相互作用欄にも載っていません。併用する・やめるタイミングでは血圧がいつもと違わないか確認してください。用量の変更は処方医の判断です。ロサルタンでリファンピシンが効き目を弱めた話(酵素誘導)とは仕組みも方向も違うので、混同しないでください。
ヒトでのエビデンス
なし
根拠
海外SmPC: バルサルタンはOATP1B1/MRP2の基質(in vitro、ヒト肝組織)。その阻害薬(リファンピシン、シクロスポリン、リトナビル等)で全身曝露が増える可能性。PMDA添付文書10.にリファンピシンの記載なし。直接のヒト薬物動態試験は検索で確認できず
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。