バルサルタン × シクロスポリン(免疫抑制薬(商品名: ネオーラル、サンディミュン)) 注意(添付文書)
要約
移植や自己免疫の病気で使う免疫抑制薬です。バルサルタンと重なると、両方の「カリウムを上げる」副作用が重なって高カリウム血症(血液中のカリウムが増えすぎた状態)につながることがあります。バルサルタンの添付文書の併用注意です。また、シクロスポリンは肝臓への取り込みを担う運び屋(トランスポーター)を邪魔するため、仕組みのうえではバルサルタンの濃度を上げる可能性も海外の説明書で触れられていますが、日本の添付文書の注意点はカリウムです。併用は専門医が検査値を見ながら行う前提の組み合わせです。
ヒトでのエビデンス
あり(添付文書。トランスポーター部分はin vitro)
根拠
PMDA添付文書10.2: シクロスポリンと併用で血清カリウム値が上昇することがある(高カリウム血症の副作用が相互に増強)。海外SmPC: バルサルタンはOATP1B1の基質で、その阻害薬(シクロスポリン等)で全身曝露が増える可能性(in vitro根拠)
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。