クロピドグレル硫酸塩 × その他の柑橘類(スウィーティー、ブンタン類、ハッサク、ダイダイなど)/温州ミカンなど ヒトでの直接データなし・機序からの注意
要約
グレープフルーツで問題になる成分(フラノクマリン類=酵素CYPを止める成分)は、仲間の柑橘にも含まれることがあります。多いのはスウィーティー、ブンタン類(晩白柚・土佐文旦など)、メロゴールドで、ハッサクやダイダイは少なめ。逆に温州ミカン、デコポン、ポンカン、ユズ、カボス、スダチからは、果汁では検出されなかったと報告されています。ただし「クロピドグレルと一緒に食べて効きが変わったか」をヒトで直接調べた柑橘はグレープフルーツ以外にありません。皮ごと使うマーマレード等は果汁より成分が濃い点にも注意。
ヒトでのエビデンス
なし(成分量のデータのみ。クロピドグレルとの直接データなし)
根拠
齋田哲也ら. 酵素免疫測定法による食物・生薬中のフラノクマリン類含量のスクリーニング. 医療薬学. 2006;32:693-699(果汁中の含量:グレープフルーツ13.0、スウィーティー17.5、メロゴールド12.5、バンペイユ12.5、ハッサク0.92、ダイダイ3.2 μg/mL相当、温州ミカン・デコポンは検出せず)。Saita T, et al. Biol Pharm Bull. 2004;27(7):974-977。クロピドグレル自体とのヒト試験はなし=グレープフルーツの結果と含量データからの推測。
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。